空想不動産

想定という名の空想と、住むヒト目線の物件案内。

ヤドカリ探訪記・休憩

 

なかなか理想の物件に巡り合えないと、っもう引っ越さないでいっかな〜〜!!と半ばやけくそになります。

賃貸サイト見過ぎて、外観写真だけで物件名が言えるようになり、ついに間取り図だけでどの物件かわかるようになり、とうとう場所も完璧に把握しだし、、、要するに疲れました。


なので、外にばかり目を向けていないで内にも目を向けて、自宅を見直してみようと思います。

今の住まいは、築50年超えの古民家風アパート。かれこれ3年目です。

引っ越したての頃は、半世紀分の底力を見せつけられ、動揺。
網戸も無ェ、ポストも無ェ、インターフォンすらどこにも無ェ、蝉が家ん中で羽化してるッ的なことを吉幾三のリズムに乗せて言ってましたが、早いものです。

こんなこと言うと、どんな森に住んでいるの?と森前提で聞かれそうですが、こんなとこです。

 

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《 2DK 長屋? 中央線・国立駅 徒歩10分 》


名称: 昭和レトロハウス 3号室
賃料: 57,000円

礼金: なし
敷金: 1ヶ月
管理費: 込み

建物構造: テラス/木造 2階建
築年月: 昭和38年2月(築54年)
専有面積: 29.4平米


初めて内見したときは、トトロの家みたい!!と大興奮しましたが、こんなに壁が薄いとは思わなかった♡

でも薄い壁を隔てて暮らしていると、そこに暮らしている人達が、なにか家族に近い、共同体のように思えてくるから不思議です。

住人は、画家だったり、シナリオライターだったり、革小物職人だったりと、アート系の人たちが多いです。
なかには、ゴミを溜めちゃうおじいちゃんや、夜更けに踊るように散歩している年齢不詳の女性がいたりと、なかなかのアンダーグラウンド感。

 


さて、お風呂の緑色のカビさえも愛おしく感じている我が家ですが、どうにか広く、快適に過ごせないものでしょうか。願わくば「個室」がほしい。

ふたりで29平米は、ちょっと狭い。二階の四畳半の和室は、寝室専用にしたいので、どうにかするとしたら一階の六畳の和室。

布で仕切る方法、本棚で仕切る方法、ハンモックとか吊して空間を上下に仕切る方法、、、いろいろやってみましたが、何をしても暗いなっ!!!

ちょうど南東方位に、とってつけたような浴室があるので、その分光が入りにくいのです。あ〜暗い〜と言いながら、爽やかな光と風を求めて二階に移動しては、お昼寝してます。


たまに、屋根の上に布団を干すのですが、ぐちゃぐちゃに放り投げた布団の中に潜り込み、一緒に干されるのが大好きです。


見晴らしが良くて、風が気持ちよくて、広い、そんなお家を心の底から求めています。

ヤドカリ探訪記、まだ続きそうです。


【 休憩・終わり 】

ヤドカリ探訪記・第2章

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《 1LDK マンション 南武線国立駅 徒歩12分 》

名称: 谷口屋(※仮名) 301号室
賃料: 65,000円

礼金: 1ヶ月
敷金: 1ヶ月
管理費: なし

建物構造: 鉄筋コンクリート造 3階建
築年月: 昭和48年8月(築44年)
専有面積: 41.0平米


国立市中2丁目に、三階建ての鉄筋コンクリートマンションをめっけました。各階に一世帯のみ。ふたり暮らしには手狭だけど、家賃は安い。距離も、今住んでいるお家から歩いて3分くらい。
ここなら、いつものスーパーにドラッグストア、お気に入りのごはん屋さんに行けるっ!!なんだかんだ言って、今の場所、大好きなんです・・・


お部屋の内見の前に、まず偵察しに行ってきました。以下、偵察レポートです。


〜〜〜〜〜 偵察レポート 〜〜〜〜〜

【 朝 】

◎ 1階が事務所になっている
◎ 1階のコーギーちゃんがお散歩待ちしてた

【 夜 】

△ 明かりがなくて、三階までの急な階段がチョーコワイ
△ コーギーちゃんがいない・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


夜の偵察は、大事です。普通に仕事をしていれば、帰りは夜。
お家の夜の顔は、知っておきたいものです。
ハッとする発見があるかもしれません。


次に、不動産屋さんに連絡を取ります。
このとき管理会社がわかれば、そっちに連絡をとります。
その方が、仲介手数料や礼金が掛からないし、家賃交渉などもしやすいからです。
管理会社の調べかたは、ふたつ。ネットの情報か現地の看板です。
物件情報の「専任媒介」となっている会社が、管理会社です。
載ってない場合は、現地へ走ってください。管理会社の看板がどこかにあるばずです。
現地へ走れない場合は、便利なグーグルマップのストリートビューの登場です。運が良ければ看板が写っていて、管理会社がわかるかもしれません。時々モザイクかかっているので、要注意です。

でも、どこにもない場合もあります。
そのときは、仲介会社で我慢します。


今回は、我慢しました。
仕方なく頼んだのは、体育会系の若いメンズ達が、ギラつきながら仕事してそうな不動産屋さん。

内見の予約の時から、ギラつきMAXで様子がおかしかったです。

私は毎回内見するとき、現地での待ち合わせを希望します。
不動産屋さんに出向いて、あれこれ物件を紹介されると混乱するし、見たい物件が決まっているのでサクっと済ませたいし、コミュ障だからです。


という訳で、「明日、現地待ち合わせで11時から内見をしたい」と、例の不動産屋さんにメールで伝えました。
すると、「11時からは別の見学の方が見えるので、10時半はいかかがですか!?」と返ってきました。是非、貴方に先に見て頂きたいのでっ!!といった熱いメッセージと共に。


ここで純粋な人だったら、やっべ〜良い物件誰かに取られるとこだったわ〜〜!!先に見せてくれるなんて、めっちゃ良い人〜〜!!と思うのでしょうか・・・

あぁ、私はこのメールをみた瞬間、結構な音量で『絶対ウソだろ!!』と叫んでしまいました。反射的な言動は、心の透明度を表しますね。

さて、彼らは本当に親切な不動産屋さんなのでしょうか?それとも、やっぱりギラついた不動産屋さんなのでしょうか?

 

当日。とても爽やかに晴れた空の下、ちょっと曇った不信感を抱きつつ、内見に出掛けました。

自宅から歩いて3分の物件に到着。例の不動産屋さんは、先に到着しているようで、部屋の換気なんかをしている模様。そろっと部屋のドアを開けると、元バスケ部風の若い男性が迎えてくれました。

イケメンではないし、多少の不信感を抱いていたので、適当にあいさつを済まし、早速見学を開始しました。11時から次の見学者が来るというのが本当なら、30分しか見れません。


借りるとなったら、長時間過ごすことになる部屋。じっくりと静かに検証したいことがたくさんあります。
どこで寝るか、安眠できるか、変なニオイはしないか、音はどれくらい響くか、コンセントの位置、光の具合、お化けの有無、など。

しかし、イケメンではない彼は、ことごとく話しかけてきます。
猛烈良い部屋アピールトークなのですが、こちらとしては、良くない部分を確認したい。そして、我慢できるかどうか検証したい。
ちょっとほんと、鍵開けたら外で待っててくれないかな〜と、彼との相性の悪さを噛みしめていました。

そんなこんなで、あっという間に次の見学者が来る予定の11時になってしまいました。しかし、10分経っても15分経っても、次の見学者の方は現れませんでした。

やっぱりね!!!と思い、眺めがイマイチなのもあり、帰ることにしました。しかし彼の鬼の粘りが始まり、さらに20分くらい帰れませんでした。


不動産屋さんを選ぶときは、ギラつき具合も要確認です。ありがとうございました。


〜〜〜〜〜 内見レポート 〜〜〜〜〜

◎ 事務所っぽさとお家っぽさの不思議な融合
◎ 水回りが広々、清潔

△ 急な階段、西玄関
△ 畳のべこつきハンパない
△ 収納少ない
△ 下の階で大学生ふたりがシェア中

× 眺めがイマイチ・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結論:見送り

以上、ギラつき疲労度MAXトーーークな物件でした。


【 第2章・完 】

空想不動産、開業。


先日、いきなり『空想不動産』始めました〜なんて言って、得意げに手書きの薄暗い間取り図を公開しました。

いまいち趣旨の見えてこないブログに、自分でも慌てふためいてます。。
日を置いて読み返してみて、あっれー?なんか意味わかんないね、これ!!てなってます。

ここで今一度、このブログを始めた「目的」について、心の整理を。。。


ことの始まりは、毎朝起き抜けに、賃貸サイトを巡回しては、目をしぱしぱさせながら間取り図を見ている自分を、変態かもしれないと思ったからです。

あまりにも賃貸情報見過ぎて、自分の住んでいる市の特定の物件については、そのへんの不動産屋さんより詳しいんじゃないかと調子に乗り出します。

不動産の仲介とかやっちゃう〜?もしくは不動産屋さんと仲良くなって、仲介の仲介を仕事にするのも楽でいいね〜とか、思いました。


いや、でも不動産屋さんと手を組むと、どうしても不動産屋目線になってしまい「どうにかして契約させたい!!ノルマァ〜〜!!」と叫びかねない。その部屋の負の面を隠して、気付かれそうになると、ハイテンショントークで煙にまくような、そんな奴になりかねない。。

アパレル店員時代を思い出しそうで、鬱になる。。
部屋は洋服と違って、安易に返品できない。その上、常に身に関わってきて、超高額。失敗したら、もう目も当てられない。

そうなってくると、不動産屋のノルマとか知らん。お家はとっても大事ですから。くうねるところに、すむところ。なんかつらい事あっても、お家に帰れば大丈夫って思えたら、無敵。


そこで・・・そうだ、住むひと目線で負の面もさらしまくって、物件紹介してくのはどうだろう・・・と思いました。あらゆる想定という名の、空想つきで。

もしかしたら、部屋探しの参考にしてもらえるかもしれない。
そんな淡い期待とともに、はてなブログ『空想不動産』はじめました。


現在進行中のお部屋探し「ヤドカリ探訪記」をはじめ、過去に住んだ家の記憶「思い出缶づめ」、年を重ねての「終の住処思考」についてや、理想の家や街を空想する「とびだせ!空想の森」・・・なんてカテゴリーで、やっていこうと思ってます。


よかったら、遊びに来てください♡

 

ヤドカリ探訪記・第1章

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《 2DK マンション 南武線谷保駅 徒歩4分 》

名称: 第二小節(※仮名) 401号室
賃料: 73,000円

礼金: 1ヶ月(ペット飼育の場合2ヶ月)
敷金: 1ヶ月
管理費: なし

建物構造: 鉄筋コンクリート造 4階建
築年月: 昭和62年8月(築30年)
専有面積: 45.1平米

 

ひと目見たら忘れられない、なかなかの間取り。曲線が多くて、外観もなんとなくガウディぽい。早速、自転車飛ばして見に行って来ました。

 

場所は、国立市富士見台1丁目の汽車ぽっぽ公園のすぐ横。
公園には桜の木が数本あって、遊具は少な目、大きな広場がある。
春には花見。夏と秋には祭りが開催されて、ミニSL汽車が走ったり、屋台が出たり、音楽ライブをしたりするらしい。

おぉ〜〜、、こんな素敵な公園が目と鼻の先で、毎日部屋から眺められるなんて、、、最高ですねっ!!!

その公園を背景に、昔ながらの粋な商店街がいくつか連なっている。
お洒落なカフェや、雰囲気のある和食屋さん、地元の人たちに愛されてそうなパン屋さんもある。夜遅くまでやっているスーパーや、ドラッグストア、百均も徒歩3分圏内。

充実感、半端ないなっ!!!とテンションうなぎ登り。


さて、お目当ての物件の建物へ。
4階建てで、エレベーターはなし。
階段を上って行くと、ペット可物件ならではの、おちっこの香りと、それを頑張って消そうとしている香りを感じる。(嗅覚が犬並なので感知してしまう)でも、全くもってかわいい香り。自分のお家に帰って、ピッとやっちゃうかわいさ♡♡


4階にたどり着く。
のぼり切ってすぐの所に、401号室がある。
玄関の左側には、凹凸のある外観が生み出す、謎の空間が広がっていて、「ここでBBQしたら怒られるかな・・・」と妄想がかき立てられる。

玄関扉の前でウロウロして、間取り図に載っている方角がちゃんと合っているか確認。


〜〜〜ここまでのまとめ〜〜〜

◎ すぐ横に桜の木のある広い公園
◎ 商店街やスーパーなど商業施設充実
◎ 共有スペースきれいで広い
◎ 北玄関・南向き

△ 4階建てエレベーターなし
△ ペット可物件ならではのにおい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


後日、不動産屋さんと内見。

この部屋、想像以上にぼこぼこしてて、おもしろすぎる。。。
突然出現する謎の20センチの隙間とか、美しい曲線の空間は、もはや隠れんぼ用途しか思い付かない。童心に返ってしまう。

南側の窓を開けると、公園の桜の木がばっちり見渡せる!!
部屋からお花見できるーーっ!!!と絶叫したい。

角部屋で、各部屋に窓があるので、全部の窓を開けて公園の桜とかハトとかを鑑賞。

いいね〜最高だね〜と思っていたら、ぷ〜〜んとどこからか中華風の香りが漂ってきた。
開け放った窓から、1階の中華料理屋さんの香りが入ってきている模様。カウンターだけの小さいお店だけど、においは本格的デスネ。。。


はい、出た!!におい案件っ!!!

あぁ〜、、これが厄介なんです。。。
一時なら、あら美味しそうな香り〜で済むんですが、毎日な上に、洗濯物とか干したてのお布団がこのにおいになったら、どうですか・・・!?夏とか梅雨時とかも、さ。

嫌すぎる〜〜っ!!!とゴロゴロ転がりたい。
せめてカフェならよかったのにね。


〜〜〜ここまでのまとめ〜〜〜

○ 壁の豊かな曲線美 
◎ 眺め最っ高!!


× 中華料理屋さんのにおい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

結論:見送り


以上、うなぎ登りのごとく上がったテンションが、地面に叩きつけられた物件でした。


【 第1章・完 】